子どもの入園入学の際、レッスンバッグや上靴袋、巾着袋などの布小物が必要になりますよね。中には、「親の手作りで!」「サイズは必ず守って!」という指摘があり、手作りするしかなく困っている人もいるはず。
そこで、私自身が子どもの入学用品を作った経験から、とにかく簡単にレッスンバッグを作る方法を紹介します。
とにかく簡単!裏地なしのシンプルレッスンバッグ
今回は、「簡単に作れる」ことに特化したレッスンバッグの作り方を紹介します。
生地を切り替えたり、フリルを付けたりとデザイン性を持たせたレッスンバッグも多いですが、ハンドメイドをしたことが全くないという初心者は、難しいのでは?と敬遠してしまいがち。
そんな人は、裏地も切り替えもないけれど、とにかく簡単に早く完成させられる方法を試してみてください。
使う生地や持ち手の色にこだわれば、きっとお気に入りのレッスンバッグになるはずです。
材料
ハンドメイドの醍醐味と言えば、やはり材料からすべて自分で選べること。
使う人の好みに合わせて、材料をそろえましょう。
生地
裏地なしでレッスンバッグを作るのであれば、生地はキルティングのようにある程度の厚みがあるものをおすすめします。
薄手の生地で作ると、バッグを開いたときに入れ口の形が維持されず、荷物が入れにくくなってしまうので気を付けましょう。
持ち手
持ち手は、本体と同じ布(共布)で作ってもいいですが、やはり定番はアクリルテープです。
強度があり、切って縫い付けるだけなので、簡単に仕上げたい場合はアクリルテープにしましょう。
100円ショップでも手に入り、カラーも豊富なので、本体生地とのコーディネート次第で個性を出すこともできます。
作り方
では、作り方を説明しましょう。
初心者でも悩まずにできる簡単な方法なので、1時間もあれば完成するはずです!
材料をカットする
材料のサイズは、完成した時の大きさによって違います。
幼稚園や学校で指定されたサイズがあればそれを参考にしてください。
生地のサイズ
生地のサイズは、下記の式を参考に計算してください。
布の横幅=レッスンバッグの横幅+2
布の縦幅=(レッスンバッグの縦幅×2)+マチの幅+6
今回は、横幅25センチ、横幅18センチ、マチ3センチのものを作ります。
上記の計算式を使って布の大きさを計算すると、
横幅=25+2=27センチ
縦幅=(18×2)+3+6=45センチ
となります。
マチが必要ないのであれば、マチの幅を0センチで計算してね!
アクリルテープの長さ
持ち手の長さは、誰が使うかや本体のサイズによって異なります。
幼児~小学校低学年子どもがレッスンバックやブックバックとして使う場合は、持ち手部分の長さが30センチ程度がおすすめです。
少し大きな子どもや、肩掛けがをしたい場合は、2~3センチ長くしてもいいかもしれません。
大人が手提げとして使う場合は35センチ、型掛けもしたい場合は40センチあれば使いやすいと思います。
持ち手の長さが決まったら、下記の計算式を参考に縫い代を足して必要な長さを計算してください。
アクリルテープの長さ=持ち手の長さ+6センチ:2本
今回私が作るバッグは、少し小さめなので持ち手も短めの25センチにします。
そのため、必要な長さは
25+6=31センチ:2本
となります。
ジグザグミシンをかける
今回は裏地なしなので、生地がほどけてこないように布端(赤線部分)にジグザグミシンをかけておきます。
持ち手を付ける
持ち手を本体の表側に乗せます。
この時、持ち手の向きに注意してください。
位置は、中心からそれぞれ6センチ程度が使いやすいと思います。
待ち針やクリップで止めたら、赤線部分をミシンで縫いましょう。
縫い代は、1センチです。
持ち手がねじれないように気を付けてね!
両脇を縫う
布を中表にして半分に折り、両脇を縫います。
縫い代は1センチです。
袋の形になりましたね!
もう少しで完成です!
マチを縫う
袋の底の部分を写真のように折ります。
必要なマチの長さになるところにチャコペンで線を引き、その上を縫います。
表に返すと、マチが出来ています。
マチがペラペラするのが邪魔な場合は、底に縫い付けると良いですよ!
袋口を縫う
袋口を3センチ内側に折ります。
袋口から2.5センチと1センチのところの2か所をぐるっと一周縫います。
完成
これで「超簡単バージョン」のマチありレッスンバッグの完成です!
おわりに
今回は、とにかく簡単なレッスンバッグの作り方を紹介しました。
ミシンと材料さえそろえれば、初心者の人でも挫折することなく完成させられると思います。
簡単すぎる!と感じる人は、今後紹介する「裏地付きレッスンバックの作り方」や「切替ありのレッスンバッグの作り方」を参考に、少し難易度が上がるものにチャレンジしてみてください。
▼今回使った材料や、おすすめの生地
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