前回、超簡単に作れるシンプルなレッスンバッグの作り方を紹介しましたが、少し難易度が上がっても裏地付きが良いという人もいると思います。
そこで、今回は裏地付きのレッスンバッグの作り方を紹介します。
裏地に、ポケットを付けたり、お名前タグを付けたりすると、より使いやすいバッグにすることができます。
用途に合わせてカスタマイズを楽しみましょう!
材料
裏地付きレッスンバッグの材料は、表地、裏地、アクリルテープの3つです。
生地・持ち手
裏地ありで作る場合、裏地なしのように表地は必ずしも厚手の生地を使う必要はありません。
薄すぎる生地はおすすめしませんが、オックス生地程度であればしっかりした仕上がりになります。
もちろん、キルティングやキャンバス生地でも大丈夫!
持ち手は、裏地なしの場合と同様にアクリルテープを使うと簡単です。
裏地
裏地は、表地が厚地の場合は薄手のものを、表地が薄手の場合は厚手のものを選ぶと良いと思います。
表地と裏地を合わせた時に、薄すぎるとペラペラした安っぽい仕上がりになりますし、厚すぎると縫いにくいうえに洗濯した時に乾きにくいというデメリットが生まれます。
表地が厚地→裏地は薄地
表地が薄地→裏地は厚地 がおススメ!
お店で売っている商品は、無地を使っていることが多いですが、せっかくハンドメイドをするなら好きな生地を使いましょう。
ハンドメイドをする際、一番大切なのは「自分が気に入るものを作る」こと。
「裏地は無地が当たり前」という常識にとらわれず、大切に使いたくなる「お気に入り」になるよう、楽しんで布選びをしてください。
作り方
裏地ありのレッスンバッグの場合、裏地なしよりも作業工程が多くなります。
初心者には少し難しく感じることがあるかもしれませんが、ゆっくり進めていきましょう。
材料をカットする
今回は、裏地ありで作るので、裏地なしの場合とは生地のサイズが違います。
よく確認してからカットしてください。
布のサイズ
布のサイズは、下記の式を参考に計算してください。
①生地の柄に方向がない場合
横幅=レッスンバッグの横幅+2
縦幅=(レッスンバッグの縦幅×2)+マチの幅+2
②生地の柄に上下の向きがある場合
横幅=レッスンバッグの横幅+2
縦幅=(レッスンバッグの縦幅×2)+マチの幅+4(これを半分にカットして使います)
今回は、横30センチ、縦20センチ、マチ3センチのものを作ります。
表地は、柄に上下の向きがあるものを使うので、②の方法で生地のサイズを計算します。
裏地は、柄に上下の向きがないので、①のサイズです。
- 表地
- 横幅:30+2=32センチ
- 縦幅:(20×2)+3+4=47センチ
- 裏地
- 横幅:30+2=32センチ
- 縦幅:(20×2)+3+2=45センチ
アクリルテープのサイズ
アクリルテープの長さ=持ち手の長さ+2センチ:2本
今回私が作るバッグは、持ち手を30センチにします。
そのため、必要な長さは
30+2=34センチ:2本
です。
表地を縫う
生地の柄に上下の向きがあるので、バッグになったときに柄が逆さにならないよう、半分にカットします。
カットしたら、生地の下の部分を中表に合わせて、縫い代1センチで縫います。
この状態で、裏地と同じサイズになっていれば大丈夫です。
持ち手を付ける
持ち手を表地に縫い代0.7センチて仮縫いします。
位置は、中心から左右にそれぞれ6センチのところです。
持ち手の位置に決まりはないので、ご自身の使いやすい位置にしましょう。
表地と裏地を縫い合わせる
表地と裏地を中表に合わせて縫い代1センチで縫い合わせます。
両脇を縫う
写真のように表地と裏地の境い目をきっちりと合わせます。
表に返すために、返し口を裏地側に15センチ縫わずに開けておき、赤線部分を縫い代1センチで縫います。
マチを縫う
マチを、レッスンバッグの作り方①のやり方を参考に縫う。
縫った部分から0.5センチのところを切る。
表に返しステッチを入れる
返し口から、表に返します。
返し口をミシンで閉じ、アイロンで形を整えます。
この時、表から裏地が見えないように、写真のように裏地を少し控えます。
袋口にステッチを入れて完成です。
おわりに
今回は、シンプルな裏地付きレッスンバッグの作り方を紹介しました。
ポケットを作ったり、裏地の柄で遊んだり、自分好みにカスタマイズしやすい作りだと思います。
裏地なしのものに比べて、少しだけ難易度が高くなりますが、ゆっくり進めていけば完成させることができると思います。
ぜひ、チャレンジしてみてください!
▼今回使った材料や、おすすめの生地
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